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いざ、ウユニツアーへ

リアルタイム 5/7 ボリビア
iPhoneをスラれたので、iPhone撮影の写真をすべて紛失いたしました。渡部陽一も度肝を抜かす素晴らしい写真ばかりだったので残念です。

5/1
本日はついにサンペドロ発ウユニ塩湖2泊3日ツアー初日。宿までピックアップが来るはずなのだが、予定の7:30になっても音沙汰なし。昨日のこともあったので、また来ないのではと不安になったが、結局8時くらいに迎えの車がやって来た。今回のツアーの同伴者は日本人の男性とご夫婦一組、タイ人のぴーたー、加えて自分の5人。ウユニ塩湖到着は最終日の3日目で、それまでにボリビア南部の大自然を満喫する。
まずサンペドロ郊外のイミグレーションでチリ出国手続きを済ませる。しかしここで問題発生。チリ出国に際しては、入国時に貰うPDIというレシートのようなものの提示が必要らしい。サンティアゴの空港でもらった覚えが全く無かったのだが、みんな当然のように持っていたので恐らくどこかで捨ててしまったのだろう。ぴーたー曰く、前にそれをなくしたタイ人が出国に5時間も足止めを食らったとのこと。そんなことになったらツアーに参加できなくなってしまう。もう一回ウユニツアー購入したら今後現金足りなくなること不可避(クレジット使えないし)。やばいやばいと電気シェーバーのごとく震えながら入国審査へ。

自分「まじすまん、PDIないんだけど」
審査官「No plobelemだわ。とりまパスポート見せろや」
自分「え...」

って感じで何事もなく出国スタンプを押してもらえた。復活したフリーザがトランクスに秒で殺られた時並みのあっけなさ。なんで大丈夫だったのかは不明だが、とりあえず一命を取りとめる。その後ボリビア国境でボリビアの入国審査を受けた後、ボリビア側の車に乗り換える。

TOYOTAランドクルーザー。なぜかTOYOSA。この車でこれから三日間ボリビアの大自然を旅する。ここから、ひたすら山道を登っていく。標高mのサンペドロから、3660mのウユニまでの道のりの途中、標高は5000m近くの高原を乗り越えないといけない。そのため、高山病を発症するリスクが常に伴う。地球の歩き方大先生によると、

高山病は、短時間に低地から高地に移動した際に、低気圧、低酸素に体が順応できずに起こる症状。(中略)高山病の症状は、息切れ、心臓がドキドキする、軽い頭痛や倦怠感から、耳なり、吐き気、腹部膨張感など人によってまちまち。(中略)死に至る場合もある。


死に至る場合もある。恐ろしい。ツアー前に、同じツアーに参加した人のブログを拝見したが、まんまと頭痛と吐き気に襲われていて笑えない。こんな体験談を見てしまったので、読みたくもない雑誌に目を通して気を紛らわしながら歯医者の順番を待っている時分、もしくは坂を登りつつあるジェットコースターの故障を願っている時のごとき恐怖に、出発直後は苛まれていた。しかし、この高原を越えなければウユニ塩湖へは到達できない。手をこまねいて過ごすわけにもいかないので対策を打つ。まず歩き方大先生の指示にしたがって、走り回らずに深呼吸をしながらゆっくり歩く。そして、代謝をよくするために水をたくさん飲む。この二点を徹底した。特に水に関しては、サンペドロでペットボトルを買い込み、一日4リットル近くを摂取した。水中毒が心配になるほど。しかしこれが効を奏したのか、周りの参加者が高山病に苦しんでいる中、ほとんど体調を壊さなかった。
さてさて、先にも記した通りぴーたーというタイ人男性が同乗していた。このぴーたー、実はプロのカメラマンで世界中をバックパックしながら写真を撮り続けている。当然カメラに詳しく、いろいろ教えてもらったりしたし、まあ悪いやつではないとは思うんだが、人間的にいささか欠陥があるのがたまに傷。まあ欠陥といっても、 「俺はカメラマンなんだから当然の権利だ」と言って車で一番快適で景色も良い助手席を道中一度も譲らなかったり、「そのカメラと技術じゃ、お前が旅行に費やした金と時間は無駄になってるわ」といい放ったりするぐらいである。そんなぴーたーが、「俺はキリマンジェロでも動き回ってたからこんな所余裕だわ」と豪語して走り回っていたら、見事に軽度の高山病になるという体を張ったギャグを披露してくれた時は、思わずガッツポーズ心配してしまった。
こんな愉快な仲間と共に、車はウユニへと向かう。道中に立ち寄ったスポットについては、写真を見た方が分かりやすいだろう。

名前忘れたけれど、どこかのラグーナ。白い雪をまとったアルプスのごとき山々が水面に反射してとてもキレイ。

水面が青く染まるラグーナ・ベルデ。北海道にもこんな湖があったような。。。

キツネがお出迎え。餌が目当てだったかもしれないが、あいにく見ず知らずの獣にものを与えるほどこちとて寛大ではない。

赤い湖と、フラミンゴ達。ラグーナ・コロラダ。なんで赤い色なのかは偉い人に聞いてください。

ラグーナ・コロラドの付近で撮影。

こんな感じで一日目が終了。当然夜は宿に泊まるのだが、高原のど真ん中にあるのでとても寒い。外に星を見に行こうかと思ったのだが、あまりの風の冷たさに3秒でギブアップ。一日中車に揺られていたので疲労もありクタクタ。そんな中、同じ行程をこなしたはずの欧米人が「ウェーイ!!!!」って感じでワイン瓶何本も持って極寒の外に飛び出して行ったのを見て、「ああキング牧師、依然人種の壁は厚し」と一人唸ってしまった。

5/2
ツアー二日目。初日と同様、ひたすら高原を駆け抜ける。以下写真

通称「石の木」。

道中の砂漠道で一枚。

リャマの牧場。

他にもいろいろ写真撮ったけれども大体似たり寄ったりなので割愛。どれも素晴らしい景色なのだが、二日も湖ばっかり見てると流石にちょっと飽きてきた。疲れもピークで、今日は早く宿で休みたいなと思っていると、またしてもぴーたーがやってくれました。どうやら旅行会社ではラグーナ・オンダという所に行くと聞かされていたのだが、そこを素通りしたので怒っているらしい。それだけならぴーたーに言い分があるのだが、ラグーナ・オンダという湖、歩き方にのっているわけでもなく、同乗者のだれもその存在を知らなかったような場所である。そこで、

自分「そのラグーナ・オンダっていうのにはなにがあるの?」
ぴーたー「知らん」

と来るから頭に来る。何か見たい物があった訳ではなく、ただ行くと言われたところに行かないから怒っているだけなのである。終いには「今からラグーナ・オンダに引き返せ」と言い出す。ああめんどくさい。こちとら早く宿に行って寝たいんじゃ(怒)。しかし冷静になって考えると、契約の履行という観点からするとぴーたーに非はない(はず)。逆に契約違反(だったのかよく分からないけれど)を「めんどくさい」という理由で見逃した自分が柔軟だったのか、都合の良いように扱われたのか、その辺は一考の価値がありそうだ。結局ぴーたーがおれてツアー続行。本日の宿は昨日よりは大部ましで、寝袋なしでも過ごすことができた。外も風が吹いていないので、星空を一人見に行くことにした。3分も歩くと周りは全くの草原で、まるで宇宙の中にいるのではと錯覚するような満天の星空を拝むことができた。天の川を見ながらまったりしていると、遠くで野犬の鳴き声が聞こえる。それもだんだん近づいてくるような気がする。ついに近くで足音が聞こえたが、「その声は、我が友、李徴子ではないか?」と訪ねるわけにもいかない。「狂犬病」の三文字が頭をよぎり、奇行種のごとき形相で宿に駆け戻った。部屋にたどり着いたときには、少し息が上がっていた。