レインボーマウンテン

リアルタイム 6/23 メキシコ
プロ野球が気になってきた。坂本が首位打者って、信じられん。

6/16
休養日。何したか全く記憶がない。とりあえず、マチュピチュツアーで削られた体力の回復に努める。明日は通称レインボーマウンテンへのツアーに参加する。レインボーマウンテンといってもボスの缶コーヒーではなく、その名の通り7色の色をした標高5000mの山である。地球の歩き方には乗っていないが、現地クスコでは旅行者に大人気。写真を見せてもらったが、本当に色鮮やかなレインボーでびっくらこいた。これは見に行くしかない!と思ったがよく考えたら写真の加工しだいでいくらでもごまかせるよな、と猜疑的に。しかもまた山登りかよ、とあまりテンションは上がらない。さらに出発は朝の3時半。疲れた。

6/17
朝3時に起床。約束の3時半に当然向かいはこず、結局来たのは4時前くらい。この程度の遅延くらいでバタバタしてはこっちではやっていけない。バスは悪路を進んで、7時頃レインボーマウンテンの8合目的場所にたどり着く。標高は4000mを超えている。山羊とアルパカの大群がお出迎え。かわいいヤツらだが、こいつらもいずれ食用として食卓に並ぶと思うと少し哀れ。簡単な朝食の後、頂上を目指して約3時間のトレッキングが始まる。

一面素晴らしい景色だ。今のところ体力は余裕。どうやら2000円ほど課金すれば馬に乗るというチートができるらしいが、そんなもの要らぬ。悠々と歩いていたが、ここである事実に気づく。「俺、これまで山登ったことあったっけ?」。よくよく考えたら、山なんて高尾山くらいしか登ったことなかったのである。そんなペーペーが標高5000mを登ことなんてできるのであろうか。一抹の不安がよぎってくる。最初の2時間くらいは余裕だったが、最後の1時間がしんどかった。急勾配と低酸素で息が上がってくる。「たった2000円で馬に乗れるんだぜぇ」と悪魔の囁きが聞こえてきた。たしかに、後日のダメージを考えてら2000円なんて安いもんかもしれない。しかし、日高屋の餃子定食370円ですら高いと思う自分の貧乏精神の前ではそんな誘惑門前払いであった。頑張って頑張って、ついに頂上にたどり着く。




まじで、鮮やかなレインボーだった。ここまで登ってきた充実感と、この素晴らしい景色に思わず心を動かされるものがあった。頂上は風が冷たくて長居はできなかったが、大満足の眺めであった。少し休憩して、下山。昼食を食べて夜クスコに帰還。本当に、今まで見た景色の中で一番綺麗だったかもしれない。標高5000mを登りきったというのも自慢できる。でも、もう山登りはいいかなあ。疲れるし。

6/17
再び休養日。とりあえず疲れた。明日はメキシコに飛ぶのでゆっくり休む。夜、クスコの夜景を見ながら色々と音楽を聴いて、ペルー最後の夜が更けていった。