ここしばらく

4/13(月)

あまりに時間がありあまるこの機会に古典を読もうという気概が生まれたので、ひとまず解説付きの『徒然草』を読んだのだが、これが案外おもしろかった。説教臭い生真面目な本だと思っていたのだが、酒飲んではめ外して暴れまわったとかあほなことが書かれていたりして、そういうの好き。古文なのでたいそうなことが書かれているのだろうという先入観と、くだらない内容というギャップがツボ。思えば、森見登美彦とかすゑひろがりずとかが好きなのも同じ原理かもしれない。ちなみに『徒然草』で一番好きなエピソードはこれ。

 

4/14(火)

今日も今日とても終日在宅勤務。夕方ごろ、あれコンビニに行ったのって朝だっけ?昼だっけ?いや昨日だったかな?とふと分からなくなる。最近はなんだか時間がのっぺりと進んでいって時間感覚を見失いがちだ。こうやって貴重な若さが浪費されていると思うと焦りしかないが、しかたない。これが終わったら、存分に青春を謳歌したい。そんな戯言はおいといて、今日から『伊勢物語』を原典で読み砕く覚悟を決めた。中学か高校の時に授業で読んだ鬼の話がずっと心に残っていたので楽しみである。

新版 伊勢物語 付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP5))
 

 

4/15(水)

くるりのニューアルバム『thaw』の配信がスタート。アルバムとしての評価は留保するが、一曲目「心のなかの悪魔」が本当にいい曲なのだ。制作時にはまさかこんな世界になってしまうとは思いもしていなかったと思うのだが、つらさの溜まった今の心情にぴったりはまる出来となっているのが不思議だ。

thaw

thaw

  • アーティスト:くるり
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: CD
 

 

4/16(木)

気分転換に朝昼夕の三度そのへんを散歩。最近気が付いたがこの辺りは豪邸が多い。駅までの往復では気がつかない街の姿を垣間見らことができたのはせめてもの救いだ。サンボマスターの新曲「花束」が素晴らしい。正直あまり期待していなかったのだが、山口隆のソングライティングの才能は枯れていなかったとわかり嬉しい。さて、ここ数日読み進めていた『伊勢物語』をようやく読み終えた。途中から半ば修行のようであったが。