2020-01-01から1年間の記事一覧
J01 地球の歩き方 東京 2021~2022 発売日: 2020/09/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) 自分がほかの人からどのように見られているのか、とても気になる人間だ。そんなの気にしないで自分らしく生きようぜみたいなノリの人は全員とは言わずともたいてい偽…
人生2回目のコストコ。全てが馬鹿デカくてアメリカンな気分に浸れるのが良いのだけれど、すごい密な状態でこのご時世に少し心配ではある。吉本ばなな『TUGUMI』を初めて読む。エンタメ的なストーリー展開の中で時折ひかる情景描写の鋭さが魅力的。これが80年…
アパートの外廊下に信じられない大きさのクモが巣を張っている。コバエとか害虫を捕食してくれるので有難い存在だと決めつけて駆除していないが大丈夫だろうか。
Pavementの「Spit On A Stranger」が最高だ。在宅勤務中もずっと聴いている。もともとはhomecomingsのガバーで知った曲。この黄昏感がたまらない。話は変わるけれど、2020年という時代の何処かには我々の知らないもう一つの世界線が広がっているような気が最…
『天気の子』公開から一年が経ったらしい。YouTubeでPVを見返したけれど、たった2分でこんなにワクワクさせる予告は他にないんじゃないか。天気ってのは人間にはどうすることもできないことのメタファーであって2020年の状況とリンクしてる云々も語りたいが…
youtu.be 最近はずっとSaToAを聴いている。とってもポップなんだけれども、ちょっと不安になることがある。心地よい不穏。なんだか今村夏子の小説を読んでいるような気分にさせてくれるバンドなのだ。 むかし、rumania montevideoというバンドがあった。それ…
青のフラッグ 8 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:KAITO 発売日: 2020/06/04 メディア: Kindle版 高校三年生の太一は、ある日クラスメイトの二葉から相談を受ける。それは、太一の幼馴染・トーマへの恋慕の話であった。太一は、二葉とトーマをくっつけるた…
4/27月 雨。一日在宅でデスクワークしていたせいなのかわからないが椅子に座っていると地震でもないのに揺れている気分を感じる。エコノミー症候群?憂さ晴らしに昨日配信されていたサンボマスターのライブ映像アーカイブ(すでに削除済み)を見て発狂していた…
4/17(金) 在宅勤務に嫌気がさしたので有給。免許期限が迫っていたため石神井までチャリを飛ばして延長手続き。途中で通りかかった石神井公園がとてもいい感じだったので落ち着いたらまた来たい。坂道を思いきり下る時、全身に受ける春の風がなんだか寂しくて…
4/13(月) あまりに時間がありあまるこの機会に古典を読もうという気概が生まれたので、ひとまず解説付きの『徒然草』を読んだのだが、これが案外おもしろかった。説教臭い生真面目な本だと思っていたのだが、酒飲んではめ外して暴れまわったとかあほなことが…
あまり政治的な問題には立ち入らないようにしてきた。あらゆる主張や表現が人を離れてイデオロギーの問題に回収されてしまう気がして気に食わないからである。それでも今回の騒動にはさすがに呆れ返ってしまって、心のだいぶ深い個所から感情のあれこれが吹…
2020/4/4(土) 昼過ぎ、本当に久しぶりに街に繰り出す。書店で『映像研には手を出すな』全5巻を大人買いしてしまった。アニメを追いきれなかった後悔は深い。あまり人が多そうでない小さめのスーパーに立ち寄って買い出ししようと思ったが品ぞろえが少なく、…
高架線 作者:滝口 悠生 発売日: 2017/09/28 メディア: 単行本 どろどろに煮込んだカレーにはたくさんのスパイスや具材が溶け込んでいるかもしれないけれど、出来上がるころになればその一つ一つはもとの形もわからないほどぐちょぐちょになってもう何が何だ…
初めてそれを感じたのは、祖父母の家へと向かう車の窓から街の鉄塔を眺めた時だったと思う。幼少の自分は、決して触ることのできない記憶の破片が心の何処かに隠されていることを知った。思えば自分の人生は、その瞬間に芽生えたあの謎の感情を追い求める人…
マスクを発掘した。そろそろ持ち合わせが切れそうで、どうしようかと悩んでいたところだった。引越しの際に念のため買っておいた一箱分が食器棚の奥にそのまま放置されていた。ひとまず向かう2ヶ月は困らないだろう。 それにしてもこの騒動の影響力はたいへ…
ここ数日はNetflixで『水曜どうでしょう』三昧だ。ベトナム縦断編、ずっと爆笑している。脱輪したまま放置された大型バス、フロントガラスの大破した対向車、接触事故を恐れぬバイク乗りたち。カブ旅のなかで出会う、日本の基準を激しく逸脱した景色たちの馬…
旅人の表現術 (集英社文庫) 作者:角幡 唯介 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2020/02/20 メディア: 文庫 ノンフィクション本大賞『極夜行』で一躍名を馳せた極地旅行家兼ノンフィクション作家・角幡唯介。本書は、彼がこれまで発表してきた対談や書評をまと…
思い返すと2000年代は今よりもだいぶいかがかわしいものに溢れた時代であった。今であればググれば一発でわかるようなデマとか悪戯もも横行していたように思える。そのひとつがチェーンメールだ。21世紀を迎えたこの時期に、不幸の手紙のようなあからさまな…
たまたまブックオフで100円で売り出されていたために購入した『アンダーカレント』という単巻完結のコミックが思いの外素晴らしかった。とても映画的な作品である。あらすじ。主人公のかなえは、夫の突然の失踪に戸惑いながらも家業の銭湯経営に邁進する。従…
ずっと観たかった『ロマンスドール』を観賞。ベタな演出や不要な場面が目立ち完成度に不満は残るが、狂気を直視しようとする高橋一生の演技に見入ってしまった。ただ、あの爽やかなラストはどうなんだろうか。創作をテーマにした作品はどうしても『地獄変』…
ある日。電車内、週刊誌の中吊り広告。グラビアのキャッチコピーは「25歳。遅咲きのシンデレラストーリー」。同い年の女性がビキニ姿で。自分は遅咲きですらない。何者にもなれず青年と呼ばれる時代も終わる。 ある日。友人たちと酒を交わす。久しぶりに飲み…
かがやき/New Song 発売日: 2020/01/31 メディア: MP3 ダウンロード 平賀さち枝とホームカミングスの新曲『かがやき』のPVが公開された。『白い光の朝に』で奏でた何もかも肯定する絶対的な多幸感は後ろに退き、低く立ち込めた曇天が気怠い寂しさを物語る。…
今週はなんと言っても芥川賞直木賞発表という一大イベントがあった。詳細は別の記事に譲るが、今回初めて芥川賞候補作全5点を読んだ上で発表日を迎えられたので、今まででいちばん思い入れのある回となった。発表当日には、下北沢本屋B&Bにて開催された「ニ…
今年も芥川賞の季節がやって来た。半年に一回だけど。候補作全部読むぞと毎回意気込みながら成し遂げられていなかった。発表までに単行本で出揃わないことが多く、全ての作品に目を通すためには文芸誌のバックナンバーを漁らないといけないなど、意外とハー…
変半身(かわりみ) (単行本) 作者:村田沙耶香 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/11/28 メディア: 単行本 二作収録。人間の内に潜むどろどろとした何かが共通のテーマだろう。まずは表題作。信仰とは何か。身体はただの入れ物なのか。文化や伝統を相対…
さくらももこ 『ちびまる子ちゃん』を旅する (38) (別冊太陽 太陽の地図帖 38) 作者: 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2019/12/24 メディア: ムック 年始は何をしていたのかよく覚えていない。いつの間にか過ぎ去っていきやがった。悲しい。休日最終日に購…
NHK紅白歌合戦にて披露された「美空ひばりAI」が炎上しているようだ。騒動を簡単に説明すると、当時の音源などを手掛かりにAI等最新技術によって蘇らせた美空ひばりの仮想実体に新曲を歌わせたら、「不気味だ」「倫理に反している」「何か生命に対する侮辱を…
12/31 人生で初めて一人で年越しすることにした。特に意味はない。今年は、ホーチミンに行っていたり、その後の体調不良でほとんど年末気分を味わえていなかったが、ここ二日で「たけしの公開オーディション」「アメトーーク」あたりのバラエティ特番を見て…