砂漠の街 サンペドロ・デ・アタカマへ
リアルタイム 4/29(チリ時間)
4/26(チリ時間)
バルパライソ観光を終え、夕方にサンティアゴに到着。本日は節約のために自炊することに。
近所のスーパーで食材を調達。メニューは、簡単なのでスパゲッティに決める。宿の共同キッチンでいざ茹でようとするも、いくら蛇口を回しても水道が出ない。??そこで思いっきり蛇口を捻ったのだが、ガッ!っととても嫌な音がした。もしや、と思ってもう一度回すも、蛇口を回したときに感じるはずの手応えがない。どうも壊れてしまったらしい。ここで頭の中にキッチンのドアの張り紙の文字が浮かぶ。
もしなにか壊したら弁償です。壊したら弁償です。弁償です。弁償。。。じゃん。まだ旅の最序盤なのにここで100万円とか請求されたら一貫の終わり、いや水道ごときで100万円も請求されるわけねえだろ、いやチリの水道は高級品かもしれんぞ雨少ないし、それよりこの日本語誰が書いたんだ??。。。とか色々と考えが頭を駆け抜けるも、しらばっくれるわけにもいかないので、「スコット、水道壊れた!」と声をかけると、眠そうな顔してこの宿の経営者スコットが様子を見に来る。とりあえず直してくれることになるもなかなか上手くいかない。横で見ていたのだが、スコットは作業がしくじる度にFワード綺麗な舌打ちを連発していて恐ろしい。「Youのせいじゃないさ、こいつは中国製の安物だからね」と慰めてくれたが、冗談なのか鋭利な皮肉なのか判然としない。結局本当に怒ってなかったようで、水道ももとに戻り、弁償のべの字も言われなかった。Fワードもただの口癖みたい(パソコンがうまく起動しないってだけで呟いてたのを見かけた)。この一件も含めてスコットはマジでいい人でした。「日本人に宣伝しといて」と言われたので、下記宿の詳細です。
TALES HOSTEL
【住所】Concha y Toro 41,Santiago,Chile
【アクセス】空港からは市内行きのバスに乗り終点の地下鉄Los H〓roes駅から徒歩10分以内
最も近い地下鉄駅はRep〓blic駅
【料金】6,000ペソ
【その他】ホットシャワー、共用トイレ、キッチン使用可
4/27(チリ時間)
さて、サンティアゴ3日目。本日はこの大都会が見渡せるサン・クリストルバルの丘へ。地下鉄Bequdano駅から徒歩15分の所にあるケーブルカーに乗って行く。頂上まで往復でたしか2000チリペソ(約330円)。頂上からのセントロの眺めはこんな感じ。
スモッグがすごい。中国の大気汚染は有名だが、このサンティアゴもかなりの度合いで空気が汚れているようだ。どうも日本に住んでいると、南米は未発達=空気が綺麗といったイメージが漠然とあったのだが、良くも悪くも裏切ってくれました。ちなみにセントロとは反対側の眺め。
アンデス山脈の雄大な景色。富山を100億倍強化した感じだろうか。この大自然を背後に構え、地球の裏側・大都会サンティアゴは今日も発展を続ける。
4/28
サンティアゴを後にして北部へ向かう。知っての通りチリという国は非常に細長い形をしていて、その分気候・景色にバラエティがある。例えばパタゴニアと言われる南部は南極に近いだけあってとても寒い。この地では壮大な氷河が見れるのでいつかは行ってみたいのだが、今回の貧乏旅行では断念。サンティアゴのある中部はステップ気候にあり、郊外にはサバンナのような平原が広がっている。そして北部は、砂漠である。
サンティアゴから約1時間半のフライトを経て、北部の要所カマラ空港に到着。そこからタクシーでバスターミナルに向かい(7000チリペソ=約1100円、ドイツ人のカップルと三人でシェアしたので3分の1で済んだ)、目的地サンペドロ・デ・アタカマ行きのバス(3000チリペソ=約500円)に乗り込む。ちなみに空港からサンペドロへの直行バスもあるが、こちらは12000チリペソ(約2000円)と高額。さてさてバスは砂漠道を駆ける。
砂漠というより、果てしない荒野だ。ドラゴンボールの戦闘シーンに出てきそうな荒野である。確かヤムチャが栽培マンに殺られたのもこんなところだった気が。サンペドロの街につく前に陽が暮れてきた。
バスの中から撮った写真なのであまり伝わらないかもしれないが、素晴らしい景色であった。今まで見た景色の中での一番はミャンマーのパガン遺跡のサンセットか、沖縄のエメラルドグリーンの海のどちらかであったのだが、今回の夕陽に染められた砂漠がトップに躍り出たかもしれない。
さて、明日からはサンペドロ・デ・アタカマ周辺を駆け回る。