2017年に刊行された単行本と文芸誌に掲載された作品が対象
10.橋爪駿輝『スクロール』
9.坂元裕二『往復書簡 初恋と不倫』
8.森見登美彦『太陽と乙女』
7.佐藤正午『月の満ち欠け』
6.こだま『夫のちんぽが入らない』
5.石井遊佳「百年泥」
4.滝口悠生『高架線』
3.前田司郎「愛が挟み撃ち」
2.国分拓「ノモレ 第一部 救世主の山へ」
1.又吉直樹『劇場』
多様性と共感の時代に、あえて反感の一人称小説を創り上げた又吉が圧倒。言葉にならなかった言葉たちへの敬意は「百年泥」にも通ずるものがある。声が多きい奴らだけのために世界があるのではないという痛烈なささやき。