ここしばらく

2020/4/4(土)

昼過ぎ、本当に久しぶりに街に繰り出す。書店で『映像研には手を出すな』全5巻を大人買いしてしまった。アニメを追いきれなかった後悔は深い。あまり人が多そうでない小さめのスーパーに立ち寄って買い出ししようと思ったが品ぞろえが少なく、結局自転車を漕いでやや混みのサミットに足を踏む混んでしまった。少し走った後、自炊。焼きそば、おいしかった。19時から友人たちとリモート飲み会(酒飲んでないけど)。オンライン大富豪を久々にプレイした。また、空いた時間で滝口悠生『高架線』を読み返す。やっぱり大名作だ。自分の中で、氏の作品の最高傑作を『死んでいない者』と争う。

 

2020/4/5(日)

休日ながら少し早起きして『高架線』を最後まで読み切り記事もアップした。昼食後、先週の続きで、Netflix partyを使って友人と『火花』の6話から最終話までを視聴した。特に8話から怒涛の展開だ。劇的ではないが現実であれば避けて通れないシーンもしっかり描き切っており素晴らしい。最終話のラスト漫才は、映画版でも泣いてしまったが、今回も。ただ、これまた引き続きNetflix partyが上手く機能せず。特にチャット機能が途中で固まる。結局LINEでチャットし合うというなんだかという感じ。夜は小山田壮平ツイキャスライブに聞き入った。いつもはゲリラ開催だが今回は事前告知がなされていたのでよかった。画面越しとはいえ、生で「1984」「16」を聞くことができたのは幸せだ。憂が少し晴れた。

 

2020/4/6(月)

ついに緊急事態宣言を発令する準備に取り掛かるとのこと。かなり婉曲な表現なので実際に宣言されるのはかなり先かなと思っていたのだが、明日には発令されると聞いて少し戸惑う。だからと言って、すでにテレワーク生活3週間目に突入している自分の生活に大きな変化が起こるわけでもないのだが。最近注目している作家渡辺優の文庫最新作『アイドル うごめく星たち』を読み終えた。浅井リョウ的で人物の内面もかなりリアルに感じたがあと一歩物足りない印象を覚えたのはなぜだろうか。ただの群像劇だと新鮮味が少ないのかもしれない。

 

2020/4/7(火)

緊急事態宣言当日。すでに前日から予告はくらっていたため心の準備はできていたはずだが、仕事のうえでは取引先店舗が続々と長期休業を決定しその対応に追われる。さすがに世紀末感がぬぐえない。19時に退勤。とはいっても在宅勤務なのでそのままプライベートに突入である。テレビをつけるとちょうど首相による宣言の記者会見が開かれていた。非常時であるという実感がさらに湧いてきてちと不安になったので、走りに出かける。夜飯は、朝コンビニで買いだしたサバの塩焼きと豚汁。最近夕食時に酒分の摂取が続いていたが、今日は自販機で買った炭酸水をお供に。悪くないが、強炭酸は腹が膨れるのが難点か。昨晩から読み始めた日本文学全集『古事記』が面白い。何が面白いのか説明が難しいのだが、スサノオとか天照大御神が主人公として描かれたとおもったら敵役で再登場したりと、スターウォーズみたいだ。見たことないけど。それにしてもこの国には神様が多すぎる。