僕にパリが合わない6つの理由

4/24(フランス時間)
リアルタイム 4/26(チリ時間)

この内容はたった一日のパリ滞在をもとにしており、内容もいささか誇張ぎみです。冗談半分でご覧ください。


羽田から11時間のフライトを経てパリへ到着。初欧州!中南米旅行のはずなのになんでパリ?と思われるかもしれないが、トランジットです。4:30に到着して次のサンティアゴ(チリ)行きのフライトが23:00ごろということで一日近く自由な時間があったので、市内観光に出掛けました(ちなみに、帰りのフライトもパリでトランジットなのでもう一度寄る機会があります)。

しかしとても寒い。到着時の気温がなんと3℃。欧州にいまだ春は来ず。とりあえず市街行きの電車に乗ることに。電車はこんな感じ。

普通に行けば50分くらいで市内に到着の予定だったが途中駅でなぜか動かなくなる。車掌がフランス語でなんかアナウンスすると乗客全員ため息を浮かべて電車を降りだした。なんだなんだと運転手に聞くと「なんかもう動かんわ、すまんな」。テロでも起こったんか?と心配したが、20分後くらいに運転再開。その後、目的駅の一つ前で間違えて降りてしまった。どの電車に乗ればいいか駅員に聞こうとして「English OK?」と訪ねるも「No, Italian!!!」と返事が帰ってきた。いやお前の出身なんて聞いてないわ!いやてかイタリア人なの??とか困惑していけど結局は親切に乗るべき電車を教えてくれました。

そんなかんやで、なんとか目的地の Saint Michel Notre-Dame 駅に到着。


いやあマジですごい(ボキャ貧)。ディズニーシーかと思った。で、これがかの有名なノートルダム寺院

お金かかるものだと思っていたら無料で入れました。その後近くのカフェで優雅な朝食を頂く。

とてもおしゃれなんだけれどもいかんせん高い。サンドイッチが5ユーロ(約700円)。親指くらいの大きさしかないコーヒーが3ユーロ(約370円)。アジアの物価に慣れしたしんできた身からすると破格。これだけあればカンボジアで一日豪遊できるじゃないか…。味はまあ、ふつぅ。。
それから徒然に歩きながらエッフェル塔を目指す。道中の景色がどこを切り抜いてもとにかく素晴らしい。

とか

とか

とか…。あれ、全部同じに見えてきたけど気のせいかな?いっこうにエッフェル塔つかないし。歩き始めてはや3時間。いや、マジで疲れた。時差ぼけのせいか瞼も重い。やっとこさエッフェル塔っぽいのが見えてきたが、

まだまだ距離がありそう。ここで疲労と眠さに負け「あんな通天閣みたいなもんどうでもいいわ!!」とご乱心。近くまでいくのは諦め、おしゃれなお店の集うシャンゼリゼ大通りで昼食をとることに。

チーズパスタ、15ユーロ。初めはチーズの濃厚さに舌鼓を打ったが、途中から飽きてくる。まあ高い。店を出てシャンゼリゼ大通りの終点にそびえる凱旋門に向かう。

でかい。インドやラオスで見たパチもんよりも遥かに大きい。まあ感想はそのくらい。上に登ることもできたが15ユーロとお値段がはるため、帰りのトランジットで来たときに取っておくことに。そっから空港に戻る。時間的にはまだまだ観光できたが疲れた。。

こんな感じで僕のパリ観光が終わりました。帰りのトランジットでもう一度来ますが、ひとまずの感想は自分にパリは合わないということ。というのも、

1 物価が高すぎる
まあこれはパリだけに言えることではないと思えますが、殺人的に物価が高い。まともに飯を食べようとすれば15ユーロはくだらない。それでいて味が担保されているわけでもない。ビバ東南アジア!

2 雰囲気がなんか暗い
なんとなくみんなピリピリしているイメージ。アジアの国のような熱気も感じられず、あまり面白くない。全体的にヨーロッパの歴史の重厚性を体現したような重苦しさに包まれていた。

3 建物が全部すごすぎて逆に飽きる
建造物の大きさも美しさもやはり抜きん出ている。パリの街並みを再現しようとしている街は世界中にたくさんあるだろうがオリジナルには絶対に勝てないだろう。ただ見るもの見るものがすごすぎて、いちいち感動していたらキリがないので、なんだかだんだん有り難みがなくなってしまう。街並みにも緩急が重要なのかもしれない。

4 寒い
寒いです。

5 おしゃれすぎる
これは完全に私怨である。おしゃれの苦手な自分にはどこか鼻持ちならぬ。

6 おばさんが全員同じ顔に見える
同じ顔に見えるので、あれさっきすれちがったおばさんがここにもいるぞ、って感じで混乱して空間が歪んでくる。言いがかりです。

こんな感じで自分はパリに向いている人間ではないんだなと感じた。もちろん世界中の人がこぞって訪れる場所なので、ずれているのは自分だとは思うのですが、アジア旅行に魅了されている人には物足りないかもしれません。少なくとも自分のように交通費をけちって何キロも徒歩で進むようなケチな人間には向いていません。ただ、もしもお金に余裕ができたらもう一度きてみようかな。。

さて次はいよいよ南米チリのサンティアゴに向かいます。フライト時間は14時間。。。ちなみに村上春樹の方はギリシアの島に住むことを決めたようです。自分も早く宿に泊まりたい。