ちょうど良さ
12/4 〜 12/9
ここ数日は「しもふりチューブ」のオフ企画にすっかりハマっている。本当にたわいもないやり取りが続くだけの動画なのだけれど、せいやの家での二人の寛ぎようであったり、ドライブの合間に交わされる下らない掛け合いであったりに、実家のような安心感を持って聞き続けられる。粗品とせいやのふたりのちょうどよい関係性に憧れるし、あんな友人関係があれば人生は楽しいんだろうな。しもふりチューブでいうと、「影響を受けたカルチャーで打線を組んでみた」という回も企画名からして同年代だなと感じられて大好きであり、感化されて一人でiPhoneのメモ帳に自分版を書き留めたりしていたのだが、もちろん日の目を見ることなく今に至る。(iPhoneのメモ帳を他人に見られたら普通憤死しますよね)。だれかとこの企画やってみたいな。
いくつか本も読んだ。村田沙耶香『消滅世界』はジェンダーSFというべき作品であるのだが、相変わらず狂気の中に覚めた視点を持ち合わせておりまともが分からなくなる感じが良い。村上春樹と川上未映子の退団集『みみずくは黄昏に飛びたつ』は、あの川上未映子が振り回されていて面白かった。しかし、村上春樹の「イデアなんて知らないな」という言葉は本当なのだろうか。このジジイもう呆けてるんじゃないかと思う箇所もあるのだが真相は藪の中。『石黒くんに春は来ない』については別エントリーを参照。